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「so」と「very」の微妙な違い

英語

英語学習者にとって、「so」と「very」の使い分けはしばしば混乱のもととなります。両者はどちらも「とても」という意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。

soの意味

まず、「so」の意味から見ていきましょう。「so」は「非常に」という意味だけでなく、文脈によっては「(一定方向の)流れを示す」というニュアンスも含みます。例えば、次の文を見てみましょう。

I was so tired I couldn’t sleep.
私はとても疲れていたので眠ることができませんでした

この文では、「so」が使われることで、疲れが睡眠を妨げるほど深刻な状態であることが示されています。つまり、「so」は疲れの状態が一つの方向に向かって深まっていく様子を表現しています。

この文をveryを使って

I was very tired I couldn’t sleep.

と言うことはできません。

なぜだと思いますか?

soのイメージは一定方向の流れ(矢印)があるので、よく聞くフレーズ↓
「so+(that)節」「とても…なので〜だ」ととても相性がいいのです。

very cuteとso cuteの違い

  • The girl is very cute.
  • The girl is so cute.

ではこの違いがわかりますか?

very cute は「非常に・とてもかわいい」の意味でただそれだけです。

一方、so cute は「とてもかわいい(だから抱き締めたい)」

といった、流れが感じられます。

まとめ

「so」と「very」はどちらも強調の意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。文脈に応じて使い分けることが重要です。文章に感情や流れを加えたい場合は、「so」を使うことでより強い印象を与えることができます。

 

以下の本を参考にしました。